本日のレポートは以下の通りです。
2015年8月24日
インデックス名 | 終値 | 前営業日比 | 前日比% | ||
FTSE REIT Index(シンガポール) | 663.64 | -26.32 | -3.81% | ||
TSE REIT Index(日本) | 1,645.66 | -73.82 | -4.29% | ||
Hang Seng REIT Index(香港) | 5,656.69 | -186.46 | -3.19% |
本 日のアジアREIT市場は、3市場すべてでさらに大きく続落しました。中国の上海総合指数は前日比8.49%の大幅続落となりまし た。もはや中国発の世界株価下落としてニュースなどでも大きく取り上げられていますので、ここに記すまでもなくさまざまな識者の声がテレビ等に流れています。主な内容として、「今回の株価下落は中国主導のもの」、「中国の通貨切り下げと場当たり的な株価対策をみた投資家が中国経済の実態が実は非常に深刻なのではないかという疑心暗鬼に陥っている」、「需要が減少していく中で供給が減らずに価格が下がる原油が資源国経済を圧迫」などの要因が投資家心理を急激に冷やして、米国や日本などファンダメンタルが良い国でもリスクオフの売りが止まらなくなっているとの主張と理解しています。現にインドネシアなどは中国の影響をもろに受けて本日も金融市場は大荒れとなりました(http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTKKNE6K50Y301.html、http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTKUH96KLVR401.html)。残念ながら、現時点ではASEAN加盟の東南アジア各国の金融市場にはまだ一筋の光も見えない状況だと思います。