本日のレポートは以下の通りです。
2015年8月20日
インデックス名 | 終値 | 前営業日比 | 前日比% | ||
FTSE REIT Index(シンガポール) | 699.79 | -9.41 | -1.33% | ||
TSE REIT Index(日本) | 1,747.16 | -6.21 | -0.35% | ||
Hang Seng REIT Index(香港) | 5,886.86 | -63.94 | -1.07% |
本 日のアジアREIT市場は、3市場すべてで値下がりしました。また、中国の上海総合指数は前日比3.42%の下落となりまし た。中国元の切り下げが世界の新興国市況に織り込まれていく中で、モルガン・スタンレーのストラテジストは「Troubled Ten (=トラブルに巻き込まれた10通貨)」という言葉を使って中国への輸出が大きいために、元切り下げの悪影響が大きくなる国を指摘しました(http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-08-16/morgan-stanley-s-fragile-five-swells-to-troubled-10-in-selloff)。10通貨をあげると、台湾ドル・シンガポールドル・ロシアルーブル・タイバーツ・韓国ウォン・ペルーソル・南アフリカランド・チリペソ・コロンビアペソ・ブラジルレアルです。ただこれ以外にも豪ドルやインドネシアルピアなど、大きな悪影響を受ける通貨は多いと思います。現に今日のブルームバーグはカザフスタンが管理相場制の維持が困難になったとして変動相場制移行を発表したと伝えました(http://www.bloomberg.co.jp/article/2015-08-20/aLYW4bqASOB8.html)。今日のREIT市況も、日に日に世界的に市場心理が悪化していくのがわかるような数字の変動となっているようにみえます。