CapitaLand Commercial Trust 2015年6月末時点の業況考察

しばらく時間が空いてしまいましたが、2015年6月末時点におけるFinancial Statements の概要について、今回はCapitaLand Commercial Trust のコメントです。

2015年6月末時点でキーとなる数字は以下の通りです。

発行済株式数 2,948,514千株
株式時価総額 4,599.68百万シンガポールドル
NAV 1.76
ギアリング 29.5%
直近一年間のDPU 0.0855シンガポールドル

CapitaLand Commercial Trust はシンガポールオフィス市況の悪化が懸念される中、今四半期も堅調な業績を出してきました。前四半期に5,087百万シンガポールドルだった株主資産は5,196百万シンガポールドルに増加、一株当たりNAV も1.726216 から1.762534 に増加しています。テナントの入居率も昨年末にオープンしたばかりのCapitaGreen を含めても全体で98.0%となっており、CapitaGreen を除くと99.7%という高水準を保っています。また2015年に契約更新を迎えているテナントとの交渉も進んでいるようで、約75%のテナントとは交渉が終了しているようです。CapitaLand Commercial Trust の6月末時点のギアリングは29.5%となっており、前四半期末時点の29.9%からさらに低下しました。おそらく現在は40%保有しているCapitaGreen の残り60%分購入に向けて財務面での状態を整えているものと思われます。これからのオフィスビル供給増が懸念される中でCapitaGreen 購入は短期的には良い材料とならないかもしれませんが、長期的にみればGrade-Aの高機能オフィスビルの面積は限られており、中長期的にCapitaLand Commercial Trust のポートフォリオ強化となることでしょう。

最近は株価の落ち込みが大きく、配当落ち直前で株価が1.460水準となっていました。この水準でP/Bレシオは0.8284、配当利回りが5.856%となっていましたので、NAV ベースでみると割安感が強まっており、配当利回り的にも一等地のオフィスREIT が6%近い配当金というのは魅力的になってきたと言えるのではないでしょうか。個人的には買い増しを考えても良いかな、と考えています。

 

 

参照:

http://cct.listedcompany.com/newsroom/20150724_065820_C61U_JWGFW2U56M5JWTJW.1.pdf

http://cct.listedcompany.com/newsroom/20150724_065820_C61U_JWGFW2U56M5JWTJW.2.pdf

http://cct.listedcompany.com/newsroom/20150724_065820_C61U_JWGFW2U56M5JWTJW.3.pdf

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