Bondora by isePankur の運用試運転

2015年7月11日にBondora のプラットフォームで運用を開始したので約2週間が経過したことになります。実は私がBondora に入金した額はたったEUR 4,000 でした。会社の所在地がエストニアというあまり馴染みのない国であったため、率直にいえば「最悪、全額を失ってもなんとかなる」金額で3か月程度は試してみようというスタンスだったのです。では、この2週間で私が感じたこと等を共有させていただきます。

まずBondora は、日本の投資型ソーシャルレンディング運営会社とは異なり、個人ローン締結のためのプラットフォームとなっています(日本の運営会社は不動産担保を中心とした企業の運転資金締結のためのプラットフォームとして機能しているものが多いと考えております)。借入希望者はエストニア・フィンランド・スペインのいずれかに居住している個人で、借入希望額は最大でもEUR 10,000 です。一方投資家は世界37カ国から約9,000の人またはエンティティが集まっており、一件のローンに対して最小でEUR 5 の貸付を行うことができます。そこで、この試運転期間中はポートフォリオ分散をなるべく大きくしたいと考え、ほとんどの借り手に対してEUR 5 の貸付を行ってきました。その結果、約2週間で成約したローンは300件を超え、貸付金額はEUR1,800 強となっております。いろいろな運用を試してみたかったので、セカンダリーでのローン購入も2件ほど行いました。その結果ですが、2週間ではセカンダリー購入のものを除いては返済が始まっているローンがないので、100%が正常貸付となっています。今後返済が始まった時に返済遅延がどの程度発生するのか、デフォルト率がどの程度なのか、などは実務検証していく必要がありますが、実はこの個人向け貸付については、たったEUR 1,800 程度でも300件以上のローンに分散できるということで私のなかの満足度がかなり高くなっています。というのも、Bondora が独自に行っている信用格付けも過去データを見る限りかなり信頼できるものになっており、今後正常に返済を終える債務者と遅延を行う債務者、デフォルトする債務者のプロファイルを投資家が独自検証を行って融資先を調整すればかなりの確率で年利20%以上の運用利回りが見込めるのではないかと考えているためです(Bondora が公表している投資家の平均運用利回りは19%程度 - 下のスクリーンショットをご参照ください)。

Bondora Ageraged Return

また、Bondora が設定している信用格付けに基づいたポートフォリオ・マネージャーを利用して投資した場合の期待利回りは以下の通りとなっています(念のため申し上げますが、これらの利益が確定しているわけではありません。もし投資したローンの債務者が何人もデフォルトするようなことがあれば元本割れも十分にありえます。あくまでも過去のパフォーマンスから計算した期待利回りというだけです)。

Bondora PortfolioManager

 

まだこれからどのようなイベントがあるか分かりませんので、3か月後に必ずこうするという結論が出ているわけではありませんが、ヨーロッパにおけるP2P レンディングの市場拡大は今後も継続すると思われますし、何と言っても個々のローンに対する利率が良いので、今後私はBondora での運用を拡大化していこうと考えております。なお、EURJPY の為替リスクは是是非非で外為証拠金会社を利用してヘッジしていくことになると思います。

 

このようなBondora ですが、プラットフォーム運営をしているisePankur について多少調べましたので、そのメモも公開して共有させていただこうと考えております。Bondora は2009年にエストニアで設立されたP2P レンディングの運営会社です。また、エストニアの企業でありながら、英国のFinancial Conduct Authority (FCA)の監督を受けるRegulated Consumer Credit Company の一社となっております(下のスクリーンショットをご参照ください)。

isePankur regulated by UKFCA

Bondora が英国の規制当局からの監督を受ける道を選んだということは、この会社が今後ユーロ圏各国でお金を借りたい人と貸したい投資家とを結ぶプラットフォームとして拡大路線を志向しているということなのではないかと思います。というのも、現時点で英国からの借入人は受け付けておりませんから、Bondora があえてFCA から監督される必要性は乏しいのです。まだ企業規模も小さいBondora ですが、個人向け貸付から生じる利回りの大きさが知られることになりますと世界中から投資資金が集まってくる可能性がありますから、このように英国の規制当局からの監督をうけながら業務拡張を目指す(=より多くの借入希望者を見つけてくる)努力が頼もしくみえます。投資家としての自分自身の運用成績も堅調なものにしたいと思いますが、プラットフォーム運営者であるisePankur にも健全な内部成長をベースに一層発展してもらいたいと思っています。

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