Soilbuild Business Space REIT 2015年6月末時点の業況考察

少しずつ、2015年6月末時点におけるFinancial Statements が公開されてきましたので、概要についてコメントをしていきたいと思います。一社目はSoilbuild Business Space REIT です。

2015年6月末時点でキーとなる数字は以下の通りです。

発行済株式数 929,730千株
株式時価総額 790.27百万シンガポールドル
NAV 0.79
ギアリング 36.3%
直近一年間のDPU 0.06379シンガポールドル

通常のマネジメントフィー支払いのための新株発行以外に、2015 年5月に111,800千株の私募発行を行ったことで、発行株式数が大きく増加、さらに3月末時点では0.810シンガポールドルだった株価が6月末には0.850シンガポールドルに上昇しているため、6月末時点の時価総額も790百万シンガポールドル以上となりました。2015年4月1日から5月3日分の配当金一株当たり0.00628シンガポールドルは4月29日時点の株主に対して5月28日に支払われているため、今期末の配当金は5月5日から6月30日分で、一株当たり0.00987シンガポールドルとなっています。直近の2015年7月17日終値0.870シンガポールドルでみますと、過去一年の配当金利回りは7.332%、P/B レシオは1.10倍となっておりますので、簿価からみての割安感はありませんが、まだ7%以上の配当金が見込めるために比較的堅調な値動きが続くと思われます。

なお、Soilbuild Business Space REIT のマネージャーは今後の産業用不動産市況について「脆弱なマクロ経済のなかにあって、歴史的に見ても高水準の新規供給があるために、非常にチャレンジングな状態である。ビジネスパークや高スペックの独立した産業用地に対するテナントからの需要は高いが、高付加マルチユーザーの産業用不動産の賃料は弱含む。Mapletree Business City やOne-North Park の賃料は堅調であろうが、他のビジネスパークの賃料は下落が見込まれる」としており、Soilbuild のマネジメント方針として「地合いの悪い賃料交渉が続くが、すでにSoilbuild は今年契約が終了するスペースのうち500,000 sq ft 以上についてすでに契約更新もしくは新規契約を取り付けている。このような環境下で突発的な悪材料が出ないとも限らないが、マネジメントとしてはSoilbuild のポートフォリオが前年同様のパフォーマンスを出せるものと期待している」としています。

 

参照:

http://soilbuildreit.listedcompany.com/newsroom/20150714_170932_SV3U_7M74RM6FDDW3XYWN.1.pdf

http://soilbuildreit.listedcompany.com/newsroom/20150714_170932_SV3U_7M74RM6FDDW3XYWN.2.pdf

http://soilbuildreit.listedcompany.com/newsroom/20150714_170932_SV3U_7M74RM6FDDW3XYWN.3.pdf

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