CapitaLand Mall Trust 2015年7月14日&15日のニュース

CapitaLand Mall Trust (以下CapitaMall)から発信された2015年7月14日のニュースリリースによりますと、CapitaMall はBedok Mall の購入を進める意向です。Bedok Mall はMRT ベドック駅から直結したショッピングモールで、そのベドック駅近郊は政府が開発した公団住宅であるHDB や民間開発のコンドミニアムが林立する居住エリアです。CapitaMall は約5.1%の収益が見込める本物件取得は

1. CapitaMall の投資戦略に沿ったものである

2. CapitaMall が専門とする小売商業不動産の資産規模を拡大するものである

3. 競争優位性を有するBedok Mall の取得はCapitaMall の資本基盤をより強固にし、またCapitaMall のポートフォリオにロケーション優位性を提供する

4. CapitaMall の収入基盤を多角化する

という理由によるものとしています。物件取得を通してポートフォリオの多様化・収益性の強化を図るのは理解できるのですが、物件からの収益が年利5.1%水準のものをあえて購入しなくてもよいのではないか(もっと高いキャップレートが見込める物件のほうが良いのではないか)、と思ってしまうのも事実です。

なお、Bedok Mall の取得には795百万シンガポールドルの資金が必要となっており、CapitaMall はこのうち154.8百万シンガポールドルを株式提供で、632.4百万シンガポールドルは銀行借入で調達するようです。これが成立しますと、ギアリングレシオは現在の33.8%から37.2%へと増加しますが、まだ保守的な運用を維持しているといえると思います。

 

上記のリリースがあった翌日2015年7月15日には、CapitaMall は保有しているショッピングモールの一つ、Funan Digital Mall について売却から再開発まで様々なオプションを検討しているとのリリースを出しました。現時点において何も決定事項はないとのことですが、このようなリリースをすること自体が珍しいと思いますので、今後CapitaMall がFunan Digital Mall をどうするのかモニターしていきたいと思います。

 

発表されたニュースリリースの原文はこちら

(1) Bedok Mall 取得について
http://cmt.listedcompany.com/newsroom/20150714_183418_C38U_24JTIDIQFFHB0YWH.2.pdf

http://cmt.listedcompany.com/newsroom/20150714_BedokMallAcquistion_NewsRelease.pdf

http://cmt.listedcompany.com/newsroom/20150714_BedokMallAcquistion_Slides.pdf

(2) Funan Digital Mall について

http://cmt.listedcompany.com/newsroom/20150715_184205_C38U_P5KOT0XGUPQZEV6D.1.pdf

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