Ascendas Real Estate Investment Trust 2015年3月末時点の業況考察

7月に入っておりますが、2015年3月末時点の業況考察、七社目を取り上げたいと思います。今回は産業用不動産REITの大手、Ascendas Real Estate Investment Trust (以下Ascendas)です。

2015年3月末時点でキーとなる数字は以下の通りです。

発行済株式数 2,405,707千株
株式時価総額 6,231百万シンガポールドル
NAV 2.08
ギアリング 33.5%
直近一年間のDPU 0.146シンガポールドル

シンガポール全域に所有不動産を持っている大手REITであるAscendas はギアリングが33.5%水準に抑えられており、また総資産の大きさも手伝って格付機関Moody’s から「A3 (安定的)」という信用格付を付与されています。実際に所有している物件も、シンガポール国内のビジネスパーク・サイエンスパーク内のものだけで26件もあり、また入居しているテナントは所有物件全体で1,400社以上もあります。これだけ分散化されたポートフォリオを有していれば、テナント退去による空室リスクや火災等による物件の不稼働リスクにも柔軟に対応できると思います。

さて、2015年3月末終値が2.590シンガポールドルだったAscendas ですが、昨日終値は2.410シンガポールドルと大きく下落しています(さすがに本日は買い戻されており、おそらく2.440シンガポールドル水準で終値を迎えそうです)。2.410シンガポールドルを基準に見てもP/B レシオは1.16倍となっていてNAV比での割安感は見えませんが、株価が2.430シンガポールドルを割り込むと過去一年間の配当利回りが6%台に乗ってくるので、配当金目的の投資家からの資金が入りやすいかもしれません。個人的にはまだまだ買いたいと思う水準ではありませんが、ここからもう一段の下押しというのは難しいのかな、と思います。

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