Mapletree Logistics Trust 2015年6月30日のニュース

Mapletree Logistics Trust (以下MLT)から発信された本日のニュースリリースによれば、MLTはオーストラリアで新規物件購入の意向です。考えてみますとMLTの既存保有物件の所在国は「中華人民共和国・香港・大韓民国・日本国・マレーシア・シンガポール・ベトナム」となっており、アジア各国にまたがるポートフォリオを有してはおりますが、オーストラリアの物件は所有しておりませんでした。ニュースリリースによれば新規物件となる「Coles Chilled Distribution Centre」の購入価格は253百オーストラリアドル(261.5百万シンガポールドル相当)で、この物件取得はMLTの配当金利回りを強化することになります。MLT の試算では2015年3月末時点で当該物件購入したときの影響を以下のように算出しています。

物件購入前 物件購入後
配当可能収入額 SGD 184,909,000 SGD 185,978,000
DPU(1年間) SGD 0.075 SGD 0.0754

 

気になる物件取得費用の調達方法ですが全額を債券発行で賄う予定で、このことによりギアリングは現在の34.9%から上昇するそうですが、それでも30%台後半の38.5%ですから今後も資金調達が必要なときには十分な調達が可能かと思われます。2015年6月30日時点の株価終値は1.130シンガポールドルでしたからNAV 1.03シンガポールドルから算出されるP/B レシオは1.1倍水準、また配当利回りは物件購入前でも6.64%水準です。今回の物件購入は全額が債券発行で資金調達されるため株主資本の希薄化が発生しません。MLTポートフォリオの地理的な分散も広がりますし、MLTとしては今後オーストラリアでのポートフォリオ拡大に向けた足がかりをつかんだということにもなります。個人的には良い物件購入なのではないかと思います。

今はまだMLTを保有しておりませんが、株価の下押しがあって配当利回りが7.00%あたりになったら購入したいと考えています。もっともそのような株価の下押しがあると思えないので、なかなか購入しようという決断ができないのですけど。。。どこかの時点で我慢できなくなって購入するかもしれません。

 

発表されたニュースリリースの原文はこちら
http://www.mapletreelogisticstrust.com/~/media/MLT/Newsroom/Announcements/2015/Jun/MLT%20Annt_Australia%20Acquisition_30Jun15_Final.ashx

http://www.mapletreelogisticstrust.com/~/media/MLT/Newsroom/Press%20Releases/2015/Jun/MLT%20PR_PPT_Australia%20Acquisition_30Jun15_Final.ashx

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